Contribute to welfare community with our honesty and smile.


言葉の投げかけを大切にしなければ...

福祉の仕事に就職したきっかけを教えてください。

ogiso8.jpgもともとは、福祉系の大学で乳幼児・児童にかかわる勉強をしていたのですが、子どもに関わる仕事は狭き門の時代で、希望していた子どもにかかわる仕事に就職するのが難しかったのです。たまたま就職課で福祉施設の試験の情報を教えていただき、そこでは乳児・児童部門もあるということで就職試験を受けました。結果、福祉施設に就職しましたが乳児部門ではなく、縁があって配属されたのは知的障碍児・者の部門で9年間働くことができました。
ogiso5.jpg私が配属されたのは重複障害のある方々の棟でした。毎日がありえないだろうということの連続でしたが、日々共に生活をすることで利用者の方たちが家族のように愛おしい存在になっていきました。言葉でコミュニケーションできる人はあまりおりませんでしたが、心は伝わるものです。今ふりかえって思うことは、大変なことはたくさんあったけれど、支えいただいた上司や先輩、同僚たちと同じ方向を向いてのびのび仕事させてもらえたことが土台となり福祉の仕事にのめり込むきっかけになりました。

実際に就職して、嬉しかった出来事はありましたか?

ogiso9.jpg何年か仕事を重ねると利用者の方のみならず、家族の方ともかかわることが多くなります。5年を経過すると仕事での悩みも変化してきます。なかなか思うようにいかないことで気持ちの葛藤やジレンマも生まれましたが、ある出来事が今も心から離れません。それは、ある利用者の方が入所され一年ぐらい経過した頃ふっとその方のお母さんが私に言われた言葉です。「私はこの子がなかな可愛いと思えず、施設入所させるまでいつこの子と死のうかということばかり考えていました。ここに初めて来た日に、この子をみて可愛いいと職員の方がいってくれたことが嬉しく、とても生きる支えになりました。」と話していただきました。このお母さんはいつも笑顔で明るい印象だったので、すごく悩んでおられる感じを受けませんでした。人にあたえる印象と言葉の投げかけを大切にしなければいけないことを深く考え、やりとりを通して思いを話してくださったご家族との絆を築けたことがとても嬉しかったです。今もそのお母さんとは手紙のやりとりを続けています。

最後に、福祉の仕事を目指す人たちへメッセージをお願いします。

ogiso6.jpg福祉の仕事は決して「楽」ではありませんが、他人に接することを通し相手を大切に思う気持ちが生まれることで、相手のライフワークを自分のことのように思い、共にやれるべきことを考え歩むところに楽しさがあると思います。
人の気持ちに寄り添い物事を考えると、人は優しくなれると思います。福祉の道に興味があれば、まずは自分から施設を見学しに行ってみてください。そして実際に施設での行事などに参加されることを通し自分で感じ得ることが大切かと思います。共に働くことができるのを楽しみにしています!
(あいそら羽島 介護主任)

このブログ記事と同じカテゴリの記事