4月24日16時から入所療護の利用者・職員対象に「口腔ケア講習会」を行いました。この講習会を行った目的は、開所してから歯科の治療・ケアを必要とする利用者さんが増えてきているという現状があります。それは、自立している方に限らず、介助を必要としている方にも言えます。麻痺や緊張がある方にとっては、介助する側にとっても口腔ケアは難しい為、職員はもちろんの事、利用者さんにも口腔ケアに対する意識を高め、正しい知識を身につけていただこうと狙いで講習会を実施しました。
今回講師として、あいそら羽島の歯科でお世話になっている障がい歯科を専門としている歯科衛生士の先生をお招きして講習会を開きました。
まず始めに、お菓子を食べてから1回だけうがいをした時に、歯がどれだけ汚れるか実験をしました。お菓子を食べた後、みなさんの歯が汚れており、特に奥歯や歯と歯の間に詰まって汚れているという結果がでました。
そこで、歯磨きの正しい仕方・・・。
①鉛筆持ちをする。
②歯と歯茎の間にブラシを当てる。
③小刻みに歯ブラシを動かす。(力はアルミホイルの上で歯ブラシを動かした時にアルミホイルが破けない程度。)
と教えていただき、みなさんアルミホイルを使って練習しました。また、介助方法についても利用者さんがモデルになっていただき、実際に磨いている姿を見て学ぶことができました。
参加した利用者の方からは「分かりやすかった。」「勉強になった。」という声が聞こえてきました。今回の講習会をきっかけに口腔ケアに対する正しい知識・技術を持った上で介助を行い、利用者さんの歯を清潔で健康な歯に保っていきたいと思います。また、今回ビデオ撮影も行い、このビデオを1つの財産として今後の勉強会などに役立てていきます。