日本財団助成を受けて看取り室工事を実施しました
2021年日本財団「もう一つの家プロジェクト」の助成を受けて、高齢者のための「もう一つの家」の整備を実施しました。これは、日本財団が住み慣れた場所で最後を迎えることができる地域づくりのさらなる増進と拡大に向けた事業を募集し、そのために必要な改修等の環境整備と地域づくり事業に助成されるものです。
サンライフ彦坂において、従前より生活し慣れた場所で最期を迎えられるよう看取り介護を実施していますが、より心豊かにそのときを迎えられる環境の整備を進めたく、新たに看取り室を各階(2階及び3階)に1室ずつ増設する改修工事を施工し、その工事が完了しました。
これにより、人生の最期を迎える利用者(高齢者)が、家族と馴染みのある職員に見守られながら、残された時間を生活する居住環境を用意することができました。
従来、施設の居室は病室のように殺風景になりがちですが、新しく整備した看取り室はプライベート空間を意識し、その利用者の想い出の物を飾ったり、ご縁のあった方々や地域の方々が遠慮なく顔を覗きに行けるような居室にしていきます。また、隣接して地域交流スペースを設け、地域のボランティアが演奏会や手芸等を披露したり、併設する歯科診療所や施術所によるサロンを開催したりすることで、看取り時だけでなく普段も活用できる場所になります。
今後、地域づくり事業を計画し、整備した看取り室と地域交流スペースを活用し、プロジェクト事業を進めていく予定です。